神奈川近代文学館
先日、神奈川近代文学館に行ってきました。横浜港が見渡せる「港の見える丘公園」の一画にあるこの文学館には、神奈川に縁のある作家の常設展と期間限定の特別展の展示室があります。常設展の方で一番気になったのは、ちょうど最近読んでいた谷崎潤一郎の「痴人の愛」の冒頭部分の生原稿。添削前&本人直筆の原稿なんてめったに見る機会がないのでテンションが上がりました(笑)
一方、特別展の方では与謝野晶子展が開催されていました。恥ずかしながら行く前は彼女のことをほとんど知らず、「みだれ髪」という当時センセーションを巻き起こした歌集の作者という程度の認識でした。しかし、展示を通して彼女の生い立ちから死に至るまでの人生、考え方を知り、彼女の人物像が自分の中に出来上がった今、額面どおりの意味だけではなく作品に込められた彼女の思いにも考えを馳せることができるようになった気がします。「みだれ髪」、改めて読んでみたら以前とは違った解釈ができそうで楽しみです。
何か偉そうに書いてしまいましたが(笑)私の文章力ではとても魅力をお伝えしきれないので、読書好きの皆様は是非実際に足を運んでみてください!
館内は撮影禁止だったので、併設のカフェで頂いたケーキの写真を添えておきます笑
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