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書評

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刺すような冷風が装備の中をかいくぐってきますね。ホットココアの飲みすぎでカフェイン中毒になりかけたスタッフタムラです。

カフェインは仕事や勉強にはうってつけですが、飲みすぎると動機や不眠を引き起こすのでご注意ください。

さて、私は最近とある漫画に夢中になりました。その題名は『恋は雨上がりのように』。

青年漫画・恋愛漫画です。内容から「おじさんの妄想を具現化した漫画」と揶揄されることもありますが、巧みな心理描写と複雑な人間関係が織りなすドラマで人気を博しています。ということで、今回はその魅力について熱弁するのでお付き合いいただけると幸いです笑。

 

『恋は雨上がりのように』(作者:眉月じゅん 出版:小学館)

あらすじ(ややネタバレを含む)寡黙でクール、しかし誰もが振り返るような女子高生あきら(17歳)は、バイト先の店長(47歳)に恋をする。しかし店長は、自身を冴えない中年男性だと思っているので彼女の好意に気づかない。しかしあきらの方は恋慕を抑えきれず告白してしまう。

 

この漫画のみどころはまず、普段クールで感情表現がすくない主人公が、店長の前では乙女になってしまうところ。すぐ顔を赤らめたり喜んだり⋯。もう可愛くて可愛くて。しかし一方で、鈍感で自虐的な店長はあきらの気持ちに気づかない。告白されてもあきらとの関係に障壁を感じ踏み出せない。そんな純粋無垢な少女と不器用な店長のやり取りに悶絶必須です。

また、物語は様々な恋愛の一面を示唆しています。まっすぐな思いをぶつけたり、過去の自分と向き合ったり、相手の中に自分を見たり⋯。恋愛、という漠然としていて説明しづらいものを、人間関係を通して巧妙に描写しているのです。

そのため、単に「おじさんの(以下略)」ではなく、色々なものが凝縮され、読み応えのある話になっています

 

魅力を分かっていただけたでしょうか?世代を問わず人気の漫画なので、是非お手に取ってみてください。読んでて胸が高鳴るのは、カフェインのせいじゃないはずです。

 

以上スタッフタムラでした。

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