『わたしを離さないで』
先日、日系イギリス人のカズオ・イシグロ氏がノーベル平和文学賞を受賞しましたね。イシグロ氏と言えば、『忘れられた巨人』、『日の名残り』などの小説で有名ですが、中でも『わたしを離さないで(原題:Never Let Me Go)』が代表作でしょう。発売元のイギリスでは100万部を突破し、映画化され、日本でも舞台・ドラマ化されたほどです。
筆者は映画とドラマしか見ていませんが、後者は傑作だと断言します。
このドラマのテーマは「長く生きられない若者たちの生」という、非常にシリアスなもの。
美しいけど、どこか不気味でミステリアスな世界。その世界が徐々にベールを剥いで、やがで容赦の無い秘密を暴露し、登場人物たちに襲い掛かる。
そのような世界に翻弄されながらも、それぞれの生を必死に遂げようとする人物から、目が離せません。
秘密が明らかになるにつれて回収されていく伏線や、絶望と希望が入り混じりアップダウンの激しい展開も見所です。
このように、見ごたえが十二分にあるドラマなので是非ご覧になってみてください。
筆者もこのブログを書きながら、もう一度見たくなったので帰りにツタヤでも寄ろうかと思います。
以上スタッフタムラでした。
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