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冬も本番になってきましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?毎晩、電気カーペットで温めた抱き枕のおかげで生き延びているタムラです。

ところで、皆さんは読書はされますか?活字離れが叫ばれている昨今ですが、電車内ではしばしば文庫本片手に吊皮を握る人を見かけます。かくいう私もレポートや卒業論文のために読書をすることが多いです。そんな活字の奴隷⋯いや虜の私は、最近衝撃的な本に出会いました。今回はその本から得た私見を述べてみます。

書名:『青い目がほしい』(著者 トニー・モリスン)

あらすじ:黒人の少女ピコーラは家族や同級生に虐げられていた。しかし繊細で内気な彼女は他人に反逆することができない。それどころか虐げられるのは自分が青い目を持っていないせいで、それを手に入れれば幸せになれるという強迫観念を持ち始める。そのうちある出来事が引き金となり、彼女の身に悲劇は起きてしまう。

考察:ピコーラは黒人であるがゆえに自分は醜いと思い込み、「美」に執着します。しかし、黒人=醜い という図式は誰が決めたのでしょうか?他でもない社会です。社会が「美」を絶対化し、彼女を苦しめました。では「美」とは何でしょうか?時代とともに変遷し、個々人によって異なるであろう「美」の感覚が、私には分かりません。

また、彼女の「美しくなりたい」という願望の根底には、「他人から必要とされたい」という哀願が潜んでいます。あくまでも「美」は承認欲求を得るための手段に過ぎないのです。それが彼女の場合は肥大化・歪曲化して自身を破滅へ追い込いこみました。そのため、彼女がもし愛されていたなら悲劇は起こらなかったでしょう。彼女だけではありません。普通の人々は他人から承認欲求を得たいと思っています。その意味で、人間には他人が不可欠なのかもしれません。

感想は以上です。やや重い物語でしたが、多くのことを示唆しており、非常に意義深い内容となっているのでぜひ読んでみてください。

本は知見を与えてくれるだけでなく、考えを膨らませてくれるツールです。そんな本で人生をより豊かにすることができたらいいですね。

以上スタッフタムラでした。