友人が「うちの会社に女の子の幽霊いるっぽい。」と言っていたので、ダイバーシティもここまで進んだのか…と驚きました。タムラです。
ところで、皆さんは幽霊は信じていますか?筆者はというと信じていません。というのも、論理実証主義的なものの見方をする人間なので、幽霊のような非科学的ものも科学で証明できそうだと考えてしまうからです。そのような考え方をするようになったのは、今まで読んできた本の影響が大きいと思います。そして皆さんにも、今の自分の価値観を作った本があるのではないでしょうか?という訳で、今回は私が影響された本の一部をご紹介してみたいと思います。もしかしたらこれらがあなたの価値観も揺さぶるかもしれません。

① 『これは水です』 デイヴィッド・フォスター・ウォレス、阿部重夫(訳)
米国の人気作家が2005年にケニオン大学で行った名演説を書籍化したもの。自分でものを考えることの大切さが沈痛に説かれています。柔らかい口調で痛いくらいに核心を突いてくるような彼の言葉には、多くの人がはっとさせられるのではないでしょうか。著者が2009年に絶命してしまったことも考えると、これがまるで最期に遺された痛切なメッセージであるかのようです。

② 『神は妄想である』リチャード・ドーキンス(著)、垂水雄二(訳)
科学界を震撼させた『利己的な遺伝子』の著者リチャード・ドーキンスが、進化生物学の観点から全ての宗教を真正面から批判し、宗教の根絶と科学の啓蒙が主張します。世間では神聖視される宗教という人間の営為を、容赦なく理路整然と批判する著者。この本を読み終えた後、あなたの宗教観はどうなっているでしょうか。

③ 『人間とは何か』マーク・トウェイン(著)、中野好夫(訳)
「人間は環境に支配された自己中心的な機械であり、人間はエゴそのもの」と主張する厭世家の老人と、それに異を唱える純粋な青年との対話が展開します。マーク・トウェインといえば児童文学『トム・ソーヤの冒険』などが有名で、何となく明るいイメージを持っている方が多いかもしれませんが、晩年は悲観的な作品を残しました。その理由がここにある気がします。

ここで紹介した本は、筆者の価値観を揺さぶり、ものの見方を大きく変え、それまでの私のせかいを広げてくれました。そして本を読めば読むほどそういった広がりが生じ、おのずと行動も変わってくるものだと思っています。そういうこともあり、筆者は、本は読む人を形作ってくれる大事なツールだと思っています。あなたにも今のあなたを形作った本があるのではないでしょうか。筆者としては、そのような「形作り」を重ねて自分のものさしをどんどん磨きたいですね。

文責:タムラ